レッスン日記|①ポールドブラは"空気を感じながら"。②"力を抜くこと"の難しさ。
2017年6月半ばのレッスンにて
梅雨入り宣言から1週間以上経つのに、雨が一滴も降っていないというおかしな今年の梅雨時。
日中の最高気温は30度。日差しも強くて、体力のない筆者は、バーレッスンのアダージオあたりから顔が火照り息が上がってはあはあ… 次回からは普通のお茶ではなく、ちょっと砂糖を入れたアイスティーか何かを持参せねば。
今日も、なるほど!がいっぱいあったレッスンですが、その中から2点。
気づき①ポールドブラは「空気を感じながら」。
センターの始めに、緩やかな曲(アダージオ)に乗せてグランプリエやルルべ・バランス、パッセから方向転換してアラベスク・・・というアンシェヌマンを行っていた時の事。
ゆっくりした腕の動き=ポールドブラを伴う振りだったのですが、アラセゴン⇒アンオーへとアームスを動かす際の、
『斜めの空気を感じて!』
という先生の言葉にビビっ!ときました。
そのココロは。
『斜めの空気を感じて』…。
そうか、腕を動かすときには、
周囲の空気の存在を感じて、空気を押したり・集めたり・放ったり・かき抱いたり...という意識で腕を動かしなさい、
ということをおっしゃったのね(たぶん)!
そして、"斜め"の空気を…の"斜め"は、腕が動いていく通り道も大事なんだよ、ということ(きっと)。
バレエは運動ではなく"踊り"なので、手旗信号のように腕の形をA⇒Bへとサッと最短距離で変えればいいというものではありませんよね(そういう振りの踊りは例外として)。 腕の動かし方ひとつにも意味を持たせて表現することがキモ…。
"バレエ"と言うと、ついつい脚のほうにばかり意識をフォーカスしてしまいがちですが、"雄弁さ"という点では脚よりも腕の動きに軍配が上がるのではないでしょうか? ということは、脚と同じくらい努力&意識して腕を使わねば!
また、大人バレエの場合、むしろ身体能力やコンディション面でいろいろ制約がありがちな脚の動きよりも、腕や上半身の動きのほうが重点を置いて頑張ったほうが上達が早いかも?とさえ思います。
改めて考えた、腕の動きの重要性。意識すべきところがまた増えて困っちゃいます^^;が、脚と同じくらい重きを置いて取り組みたいなと思いました。
気づき②"力を抜くこと"の難しさ
『上半身に力入り過ぎ問題』について、またしてものご指摘をいただきました。今日は、ピルエットの時にデコルテ~肩あたりが固まっている、というケース…
"首~デコルテ~腕が固い"という問題は、スタジオの場所が変わり先生が変わっても、ことあるごとにご指摘を受けている筆者の悪~いクセなのです。
このクセは、バレエでのみ現れる現象ではなく、長年の社会生活の中で身についてしまった『やらねば!』という場面で『ミスってはいけない!』と几帳面にやり遂げようとする悲しい習性によるもの・・・(´;ω;`) 真剣に・集中して取り組もうとすると、気づかぬうちに首~肩が硬直してしまうのです。
バレエの場合、脚をつま先まで伸ばす・お腹に力を入れてしっかり立つ・足裏で地面を踏みしめるetc.…という"プラスの力"と、ゆるめる・リラックスさせるetc.という"マイナスの力(脱力)"、両方を一つ身体に同居させねばならず、そのコントロールがとっても、とっても難しくて、まだまだ感覚が掴めません・・・
自在に操れる日は果たして?と途方に暮れる思いだけど、とにかくいい加減『デコルテまわりカッチカチ』のご指摘はもらわないように、リラックス・リラックス・・・と自分に言い聞かせる筆者でありました。
~reverence~