レッスン日記|本気で上達したいなら、バレエにも『PDCA思考』を取り入れるべき…かも。
2018/02/18
一番よく利用しているジムでのバレエクラスからは、
お天気がよければ20分ほど歩いて帰るのですが、
その道中は知らず知らずのうちにアタマの中で"今日の振り返り"をしていることが多いです。
今日の帰り道には、
『バレエにも"PDCA"思考で取り組んでみよう・・・』という考えが浮かんだので、
忘れないうちに書き留めておきたいと思います。
『PDCA』とは。
ご存知の方も多いと思いますが、、、
PDCAとは、計画[Plan]- 実行[Do]- 評価[Check]- 改善[Action(Actとする場合も)]の頭文字を順に並べた言葉。
主にビジネスの場で使われ、業務改善や生産性/品質向上を円滑に行うためのステップを、順にわかりやすく示してあります。
それぞれのステップをもうちょっと掘り下げて筆者なりの言葉で表現すると、こんな感じ…
●PLAN ⇒計画を立てる(そのためには情報収集・現状把握・大きな目標設定も必要)
●DO ⇒実行する(計画したことに基づいて行うことが大事)
●CHECK ⇒振り返る(やってみた結果どうだったか・計画段階とのギャップを把握する)
●ACTION ⇒改善する(上手くいかなかったり計画とのズレがあれば、そこを埋める策をとる)
『PDCAを回す』とか『PDCAサイクル』という表現で使われることが多いのですが、そのココロは、Plan⇒Do⇒Check⇒Act⇒(また最初に戻って)⇒Plan⇒Do⇒・・・とぐるぐる回転するようにこのステップを繰り返し、絶え間ない向上を目指す、ということです。
バレエの上達に『PDCA』思考を取り入れる、とは?
いまだに会社員的思考で物事に取り組む癖が抜けない筆者。バレエの上達を考える時にも、ついついそっち方面からアプローチしてしまいます。
そんなこんなで思いついたのが『バレエの上達にもPDCAが使えるんじゃないか…?』という考え。
『バレエの上達』を目的とした場合、PDCAそれぞれのステップはこんな感じ。。。
◆PLAN(計画)
あるべき形や身体の使い方を正しく理解し、自分の課題点を把握したうえで計画("ねらい"と言ってもいいかも。)を立てる。
ここで大事なのは、"正しく理解"という部分。先生のアドバイスを間違って捉えてしまっては、最初から誤った計画を立ててしまいますもんね。
◆DO(実行する)
計画(ねらい)を立てたことを常に意識し、それを動きに反映すべくレッスンに臨みます。
ここで大事なのは、せっかく立てた計画(ねらい)がどこかに飛んでかないようにすること。一旦レッスンが始まったら、動くのに必死になっちゃいますが、せめて音楽がゆっくりペースだったり、シンプルな動きの時にはすかさず『はいココ!』と思い出し、動きに反映させます。
◆CHECK(検証する)
計画(ねらい)どおりに動けたか?どこが足りないのか?を検証します。
ここで大事なことは、『自分の動きをあるがままに把握する』こと。先生から何も言われない=ちゃんとできてる、という訳でもないし、多くの生徒さんを抱えている先生も逐一指摘することはできないので、セルフモニターがメインになります。
セルフモニター=(イコール)鏡を見ること、かと言えば、そうでもありません。あるべき姿に自分の身体を重ねるのではなく、正しい動きをしていれば自ずとあるべき姿になっている、ハズ…
鏡を見るとどうしてもカタチ先行になってしまうので、確認程度に留め、自分の身体の使い方を自らの感覚を駆使してモニターすることが大事だと思います。
◆ACTION(改善する)
足りないところを埋める策を講じます。
ここで大事なのは、ねらい通りに動けない理由を突き詰めて考え、具体的かつ実現可能な改善策を立てること。
『身体の能力的に、ムリ・・・』と思った場合でも、そこからさらに掘り下げて、トレーニングを重ねれば少しづつでも改善できるのか、それとも限界は限界として、他の部分で全体の完成度を上げる方法を模索するのか、など、実現可能な改善策に落とし込めるまでというところまで考えます。
本気で上達したいなら
バレエのレッスンに通う目的は、人それぞれ。。。
曲に合わせて踊るだけで気持ちいいから!という方、他のダンスの基礎としてバレエを取り入れている方、美容と健康のためのエクササイズとして捉えている方、、、いろんな方がおいでです。
筆者の場合、自分でもビックリなバレエへのパッション&ちょっとでも美しく踊りたい!という気持ちがめっちゃ強く、かなり真剣に上達したいと思っています。(その先に何があるわけでもないのですが…^^;)
何事も"なんとなくやる"では、ぜったいに上達しません。絶え間ない改善意識と実際のアクションへの反映があってこその上達です。
上達したいんだけど、何をどうすればいいかわからなくて、結果として"なんとなくやる"になってるかも、、、とお思いの方は、頭の整頓もかねてPDCA思考を取り入れてみてはいかがでしょうか^^?
ビジネスの場では『もう古い』なんて言われ始めたPDCAですが、大切なことは言葉そのものではなく、上達や向上を目指すなら、それなりに作戦立ててやんなきゃね!ということだと思います。
なんせ身体機能の低下と戦いながらの大人バレエ… 回り道少なめで上達したいですもんね!
~reverence~