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ユニクロCMで"フォンデュ"してるソノヤ・ミズノさんは、英国ロイヤル・バレエ学校ご出身!『ラ・ラ・ランド』『美女と野獣』にも出演、注目の女優さんです。
家でも外出中でも、バレエ関連の画像&映像を見かけると、思わず手を止め足を止めて見入ってしまいませんか?
先日、何を見るともなくつけっぱなしになっていたTV画面に映ったユニクロのCMに、意識レベルがイッキにUP!!!
(Instagramより引用↓)
Contents
ユニクロCMで"フォンデュ"している彼女は誰?
『UNIQLO SPORT(ユニクロ・スポーツ)』のCMで、バレエのレッスンをしているオリエンタルな美しさが目を惹くこの方、どこかで・・・と天井を見つめながら記憶を検索すると、、、そうだ、あの映画に出てた人だ!と手を打ちました。映画『ハート・ビート』で見たSonoya Mizuno(ソノヤ・ミズノ)さんです。
映画『ハートビート』でソノヤさんを知る
『ハートビート』は、NYのダンススクールでプロダンサーを目指すバレリーナ(キーナン・カンパ=アメリカ人として初めてマリインスキーに入団)と、同じくNYでバイオリニストとしての未来を追い求めるイギリス人ミュージシャンとの恋と芸術への情熱を描いた映画。そこで主人公のルームメイト&ダンススクールの同級生・ジャジー役として出演していたのがソノヤさんでした。
"主人公の友人"役ってちょっと影が薄めな場合が多い(主人公より目立っちゃ困りますしね)ものですが、ソノヤさんについては、そのクールなお顔立ちやすらりとしなやかなスタイル、何とも言えない独特の雰囲気が強く印象に残りました(キーナン・カンパさんがあまり個性的でなかったこともあり、むしろソノヤさんのほうが強く^^;)。同じく映画を見た、筆者に劣らずBalletholicな姉から『彼女はロイヤル・バレエ学校にいたんだって!』と聞くと、さらに関心度UP!
あの時からしばし時が経ち、ちょっと忘れていましたが、今回のユニクロのCMを視て改めて気になりはじたソノヤ・ミズノさん。もうちょっと知りたい!と調べてみました。
日本・英国・アルゼンチンの血をひくソノヤさん
アートディレクターをされていた日本人のお父様、外交官として日本に赴任していたご両親をもつ英国・アルゼンチン人ハーフのお母様との間に、1988年東京で生まれたソノヤさん。
現在28歳、身長は170㎝。
"アジア系"のカテゴライズに収まりきらない、個性的で不思議な魅力を放つルックスに、納得!
11~20歳まで英国ロイヤル・バレエ学校で学ぶ
2歳で5人の兄弟とともに英国・サマセットに移住。
子供時代を英国で過ごしたソノヤさんは、自宅から近いバースのダンス学校に通い始めて6ヶ月ほどで先生からロイヤル・バレエのアソシエイトプログラムへの参加を勧められ、そこからロイヤル・バレエ学校(通称:ホワイトロッジ)に入学、11歳から20歳まで厳しい教育を受けます。
しかし、ダンスを始めたそもそもの動機は、俳優だった叔父さんの影響で女優になりたいと思っていたから、だったのだとか。
バレリーナ&モデルとしてのキャリア
ホワイトロッジを卒業後、すぐにドイツ・ドレスデン国立歌劇場バレエ団に入団するも、望み通り踊るチャンスになかなか恵まれず、モデル業を開始。(『私は20歳で、自分らしい暮らしがしたかった』とのこと。)
Ballet Ireland、New English Ballet Theatre、Scottish Balletとさまざまなバレエ団でダンサーとしてのキャリアを模索しつつ(ケガで3度の手術も経験)、モデル業ではシャネル、アレグザンダー・マクイーン、サンローラン、ルイヴィトンなどの有名メゾンから起用され、そのうちキャリアとしてのバレエの比重は小さくなっていったようです。
『エクス・マキナ』『ラ・ラ・ランド』『美女と野獣』など大作に続々出演。女優として快進撃中!
ミュージックビデオなどに出演してモデル/女優としてのキャリアを積んだ彼女は、SF長編映画『エクス・マキナ』への出演で広く世にその名を知られ始めます。
その後『ハートビート』(前述)、『ラ・ラ・ランド』(主人公の友人役。女4人でパーティーに繰り出す場面で黄色のドレスを着て踊っていたのが彼女)、『美女と野獣』(王子が野獣に変身する前の婚約者候補の一人)と大作に次々出演中。
今後もナタリー・ポートマン主演の『アナイアレイション/Annihilation』(日本公開未定)などに出演予定、モデルとしても歌姫ビヨンセがプロデュースするファッションブランド、アイヴィー・パーク(IVY PARK)のキャンペーンにも抜擢されるなど、海外ではすでにブレイク済のようです。
これからもいろんな顔を見せてほしい!
(Instagramより引用)
ソノヤ・ミズノさんについて、いかがでしたか?
いろいろなインタビューで、ホワイトロッジでの9年間で身についた"ハード・ワーク(懸命にとことん鍛える・練習すること)"は、今のモデル/女優業にすごく活かされているし、その経験に感謝している、と語る彼女。
生まれ持った個性際立つ美しいお顔立ち、バレエで培った美しい身体や見せ方のセンス、忍耐力、それらと演技力を合わせて、今後さらに素晴らしいモデル・女優・エンタテイナーとして活躍して欲しいものですね。
今回調べていて知ったのですが、シャーリーズ・セロンやペネロペ・クルスも元バレリーナなんですね。ソノヤさんも彼女たちに肩を並べる日が来るのではないでしょうか。今後が楽しみです!
~reverence~