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レッスン日記| 筆者の『引き上げ』論

2017/01/24

2016年8月

このブログを書き始めて1か月と少し。
今まで頭にあったものをこうして書き出すと、やたら出てくる言葉ベスト3が『意識』と『アン・ドゥオール』と『引き上げ』であることに気づきました。

その3つとも、上手い下手に関わらずバレエに真剣に取り組んでいる人なら誰しも一家言あると思うのですが、今日は筆者の考える『引き上げ』について、書いてみたいと思います。

 

三つ子の魂…のせいか、その言葉が腑に落ちたせいか、筆者がバレエのレッスン中に意識している『引き上げ』の方法は、とにかく子供時代に教わったM先生の口癖のような言葉『頭のてっぺんから糸で引っ張られている感覚』を絶え間なく維持すること、です。
 
長年携わった職業(安全&サービスに関わる仕事をしていました)での経験を通じて、『人間、一度に注意を払えることは多くて3つ』という信条を持っている筆者。 

動きの順番にも腕にも脚にも意識を払わなくてはならないレッスン中に、『○○筋と●●筋をこうして…』というところまで意識が回せるとは思えないので、とにかく『糸で引っ張られている』を意識することで『引き上げ』を実現させるべく取り組んでいます。

 
 
レッスン中はそのようになるべくシンプルな方法で身体に『引き上げの指令』を出している訳ですが、レッスンを離れるといつも『正しい引き上げとは…?』なんてことを考えています。(ビョーキ?)

先日、買い物の帰りに、意外なところから『これって引き上げの感覚と似てるかも。。。』と思うことがありました。それは、レジ袋&中に入ったモノ。。。

クレラップや食パン、鶏肉、トマト、お豆腐、小さな調味料などなどをぱんぱんに入れたレジ袋。
家に帰って台の上にそのレジ袋を置くと、均衡が崩れてだだーっと崩れてしまいました。
 
ハッ・・・!!!これは『「引き上げ」をゆるめた状態』に似ている…!!!
 
 
さしずめ、土台にしたクレラップは骨(骨盤あたりか?)、あとの柔らかいものは内臓や脂肪。。。
それらが入ったレジ袋を手で提げる=上から引き上げることによって、持ち手を頂点として袋の形状が安定して固定され、中のものもしかるべき位置に収まって均衡がとれるがします。

とはいえ…バレエのレッスン中に、『レジ袋…』と思い浮かべると笑ってしまいそうな気がするので、この『引き上げ=レジ袋を提げるに似てる説』、まずは日常の中で、たとえばパソコンで記事を書いている最中、お料理や歯磨きをしている最中に、骨盤が前にせせり出て肋骨が内蔵に食い込むような姿勢になっていることに気づいた時に思い出すようにしたいと思います。

~reverence~




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