バレエ用語と動き| ~et(エ)~:パとパのつながりを大切に。
2017/01/18
~et(エ)~とは?
自分でレッスンを受けている時やバレエのレッスン映像などを見ている時、
先生が『1,2,3,4,1,2,3,エェ~1,2,3,4,・・・』と
拍子をとりながら指導されることがあります。
この『エェ~』の部分だけ、超・強く大きな声の場合も(びっくりするときあり)、やや控えめに軽く発する場合もあり。
この『エェ~』は、フランス語の『et』。
英語で言う『and』、日本語ならば『と』にあたる単語です。
バレエのレッスンでよく聞く 『パとパ』の、真ん中の『と』です。
なぜ『et』が大事なのか?
以前TVで観たパリ・オペラ座バレエ学校でのレッスン風景。
12~3歳くらいの女の子たちに教えている60代後半くらいの女性講師がプリエの重要性と同じくらいに繰り返し指導していたのが、
『バレエでは「et」が大事なの!「et」をしっかり意識して!』
ということでした。
確かに、日ごろのレッスンでも先生が『エェ~(et)』を使われるときは、パとパのつなぎの中でも、手腕の動きや方向転換を伴うところなど、動きにアクセントを置きたい部分をカウントする時のようです。
例えば、前タンジュ4回 → 後ろタンジュ4回 → 横タンジュ4回
のようなシンプルな動きでも、それぞれ『 → 』の部分で、ひと呼吸しつつ&横隔膜の動きと連動するように手腕を使いながら次の動きに移行すると、よりバレエらしくなります。
『動く』のではなく『踊る』
上記小見出し↑の言葉は、奇しくも今日のレッスンで先生がおっしゃった言葉。
バレエは、『動く』のではなく『踊る』もの・・・まさにその通り!
バレエの動きを「運動」から「踊り」に変えるひとつの要素が、この『et』に対する意識、なのではないかと思います。
特に伸びしろたっぷりの初心者の場合、『et』に意識を置くだけでも、格段に上手に、踊りらしく見えるはず、だと思います!
~rerevence~