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バレエ@映画館| 『アナスタシア』英国ロイヤル2016/2017シネマシーズン・第1弾
2023/05/25
Contents
2016/2017シネマシーズン、第一弾『アナスタシア』公開間近!
以前取り上げた、英国ロイヤル・バレエの公演が映画館で見られる企画"シネマ・シーズン2016/17"。
その第一弾となる作品『アナスタシア』の公開が近づいてきたので、過去記事を編成しなおして掲載します。
上映館・上映時間・料金など
詳細・最新情報については、配給元・東宝東和の公式ページでご確認ください。
◆上映館・上映回数について
以下の全国10カ所の映画館で、1/13(金)もしくは14(土)から1週間上映されます。
ざっと確認したところ、いづれも1日1回のみの上映で、映画館によって朝早い時間だったり、遅かったりと、まちまちです。
●北海道 札幌シネマフロンティア 2017/1/14(土) ~2017/1/20(金)
●宮城 MOVIX仙台 2017/1/14(土) ~2017/1/20(金)
●東京 TOHOシネマズ日本橋 2017/1/13(金) ~2017/1/19(木)
●東京 TOHOシネマズ六本木ヒルズ 2017/1/13(金) ~2017/1/19(木)
●千葉 TOHOシネマズ流山おおたかの森 2017/1/13(金) ~2017/1/19(木)
●神奈川 TOHOシネマズららぽーと横浜 2017/1/13(金) ~2017/1/19(木)
●愛知 TOHOシネマズ名古屋ベイシティ 2017/1/13(金) ~2017/1/19(木)
●大阪 大阪ステーションシティシネマ 2017/1/13(金) ~2017/1/19(木)
●神戸 TOHOシネマズ西宮OS 2017/1/13(金) ~2017/1/19(木)
●福岡 中洲大洋映画劇場 2017/1/14(土) ~2017/1/20(金)
◆上映時間
上映時間:3時間5分(185分)
休憩時間:13分と14分の計2回
※上記は東宝東和のHP記載の情報ですが、英国ロイヤル・オペラ・ハウスのHP(英語) (※随時更新されるためこのブログ記事に取り上げた作品情報が既に削除されている場合あり)には、【第1幕 35分(休憩25分)第2幕 35分(休憩25分)第3幕 40分】の合計160分、と記載されており、どちらが正しいかは不明です。。。
◆料金
特別料金 3600円(学生料金 2500円)
各種優待割引は適用されないとのことです(詳しくは各映画館にお尋ねください)。
『アナスタシア』のあらすじ・キャスト・みどころ
東宝東和のHPの作品紹介は以下の通りです。
皇女アナスタシア伝説にインスパイアされたケネス・マクミラン振付による全長版バレエ『アナスタシア』!今でも根強い人気を持つ著名な振付家ケネス・マクミランによる3幕の全長版バレエ『アナスタシア』。ロマノフ朝14代皇帝ニコライ2世の娘、若き皇女アナスタシアは、家族とともにロシア革命の嵐に巻き込まれ、その特権的な生活に終止符が打たれる。そして家族全員が殺された後、死んだはずのアナスタシアだと名乗るアナ・アンダーソンという女性が現れる。記憶なのか妄想なのか、定かでないアナの回想。悪夢に悩まされながらも、自分がアナスタシアだという彼女の信念は揺るがなかった。アナは本当のアナスタシアなのか、それとも--。映画『追想』(1956)などでも題材となった、皇女アナスタシア伝説をモチーフに描かれたバレエの名作。
『アナスタシア』のあらすじ、もうちょっと詳しく!
英国ロイヤルの公式HP記載のあらすじを筆者なりに訳してみました。↓
◆1幕
1914年8月、ヨット上でピクニックを楽しむロマノフ朝14代皇帝の一族。皇帝の友人であるマダム・リリュヴォワやラスプーチン、海軍将校たちもゲストとして招かれている。そこに戦争勃発のニュースが届けられ、パーティーは終了する。
◆2幕
1917年3月(約3年後)ペトログラード。
社会的不安の急速な高まりにも関わらず、皇帝は一番下の娘・アナスタシアの社交界デビューのための舞踏会を催す。
舞踏会には、皇帝と以前関係があったバレリーナもゲストたちと踊るために招待されている。ゲスト間の微妙な関係を察したアナスタシアは困惑する。
革命派組織による爆破が起こり、舞踏会は中断される。
◆3幕
数年後。死んだはずのアナスタシアだと名乗る女性(アナ・アンダーソン)がいた。
2人の兄弟により救助されたこと、彼女の子供の誕生、結婚、彼女の夫の死、子供の失踪、自殺未遂、彼女の"グランド・デュッチ・アナスタシア(Grand Duchess Anastasia)"としてのアイデンティティを否定する皇室一族との確執。。。
記憶なのか妄想なのか、定かでないアナの回想。果たしてアナはアナスタシアなのか、、、
キャストは?
主要キャストは以下の通り。
◆ニコラス2世:クリストファー・サウンダース
◆アレグザンドラ(ニコラスの妻):クリスティーナ・アレスティス
◆アナスタシア/アナ:ナタリア・オシポヴァ
◆ラスプーチン:ティアゴ・ソアレス
◆クシェシンスカ(バレリーナ):マリアネラ・ヌニェス
◆クシェシンスカのパートナー: フェデリコ・ボネッリ
◆夫(The Husband): エドワード・ワトソン
他に、昨年初夏にプリンシパルに昇格した平野亮一さんとアレクサンダー・キャンベルのご両名が将校役として、来日公演にも参加していたヤスミン・ナグディやオリヴィア・カウリーも出演しています!
楽しみですね^^
筆者的、注目ポイントはここ!
◆アナスタシア役のオシポヴァ
物語の舞台、ロシア出身のオシポヴァさん。これまではその笑っちゃうくらいの超絶技巧に目が行きがちだったのですが、今作では難しい役どころをどんな風に演じるのかが楽しみです。
↓2016年10月のWorld Ballet Dayで公開されたオシポヴァの『アナスタシア』リハーサル風景。
◆エドワード・ワトソンの踊りが、やっとちゃんと観られそう!
まるで禅僧のように"超ストイック"な佇まいと、美しいプロポーションが気になりつつも、なかなかしっかり踊りを観る機会がなかったワトソン。(来日公演メンバーに入っていなかったり、東京でのガラ公演『バレエの王子さま』には行けず、でご縁がなく…)
2015のWBDレッスン風景では、満足のいかない部分を何度も確認されていて、人一倍自分に厳しい方なんだな…と思ったものです。
今作ではThe Husband役。アナの夫、ということですよね、きっと。楽しみです。
◆大好きなマリアネラとボネッリのカップリング
最も好きなバレリーナのひとり、マリアネラ。以前はソアレスと、最近は若手のムンタギロフと組むことが多かったのですが、今作では甘いお顔立ちと品ある趣がステキなフェデリコ・ボネッリと組んでいますね。
無垢なオデットも妖艶なカルメンも無理なく演じ分けるマリアネラですが、今作では皇帝の愛人だった過去をもつ踊り子という役どころ。…魅惑的に違いない!
(ちなみに、英国ロイヤル在籍当時の吉田都さんもこの役を踊ったことがあるそう。観たかった…!)
書いているうちに、観たい!!!という気持ちがさらに高まってきました。
暗めでなじみのないストーリーがベースのバレエだけに、ちょっと予習しておくと"楽しめる度"が高くなりますね。
バレエを観に、映画館へ行こう!
筆者にとっては、2017年最初のバレエ・イベントとなる『アナスタシア』@シネマ・シーズン。
バレエが映画館で気軽に見られるようになるなんて、本当にありがたいです。
楽しみ!
~reverence~
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