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はじめてナビ| バレエ教室・スタジオでのマナーと留意点

2023/05/23

大人バレエのレッスンを受ける目的は、人それぞれです。
行けるところまで!とストイックに高みを目指す方、美と健康のためのエクササイズとしてできる範囲で身体を動かしている方、皆さんそれぞれのペースで楽しんでおいでです。

それぞれ自分のペースで自由に楽しめばよいのですが、レッスンを安全で楽しく、充実したものとするには、先生や他の受講者さんとの協調が欠かせません
お互いに配慮しあって、心地よく有意義な時間を過ごしたいものですね。

この記事では、主に初心者の方向けに、バレエ教室・スタジオでのマナーと留意点について、レッスンの流れに沿ってまとめました。

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レッスン開始前

ロッカールーム(着替えスペース)にて

教室・スタジオによって、ロッカールームの大きさや設備はさまざまです。
満員電車一歩手前?なくらいに混み合うところあり(通る隙もないほど!)、個別のロッカーがなく共用の洋服掛けだけのシンプルな作りのところあり。

…というわけで、特に初めて行くスタジオで勝手がわからない場合には、以下に留意されるとよいと思います。

時間に余裕を持っていく(レッスン開始30分前くらいを目安に)
②できる限り軽装で、高価な時計やアクセサリーは身につけていかない→個別のロッカーが無い場合に備えて。盗難防止のため。

バレエシューズに履き替えるタイミング

土足/靴無し/バレエシューズと、エリアが明確に、もしくは、なんとな~く分かれている場合があります。

スタジオ内でしかバレエシューズを履かないところ、外靴を脱いでスタジオに入った後はどこでもバレエシューズでよいところ、お手洗いにバレエシューズの上から履くスリッパが置いてあるところ、、、線引きはいろいろです。

スタジオの造りにもよるので、周りの人を見て判断するか、スタッフにどこからバレエシューズを履けばよいか聞いてみるとよいでしょう。

スタジオへ ~準備OKか確認を~

一日通しでスタジオを使用している場合、前のクラスが終わって次のクラスへの準備が整ってからでないとスタジオに入れない場合があります。
入っちゃまずい…?という雰囲気だったら、スタッフにひと声かけてみましょう。

同じクラスを受講する方と目が合ったら、軽くご挨拶しておくと、その後のコミュニケーションが取りやすいです。(黙々と…という方もいらっしゃるので、一概には言えませんが。)
ちなみに、朝も昼も晩もなぜか「おはようございます」が定番のご挨拶なようです。舞台関係の方々の慣習に倣って?なのでしょうか。。。筆者はなんとなく気恥ずかしくて「こんにちは」で通しております…^^;

また、スタジオにはタオルと飲み物(あればロッカーキー)を持っていきましょう。
小さなトートバッグなどにひとまとめに入れておくと、移動時にもさっと動けて便利です。

レッスン開始まで ~ストレッチや準備運動を~

レッスン開始時間まではストレッチや準備運動をしておきます。

初めてレッスンに参加する場合には、雰囲気に押されてドギマギしてしまうかもしれませんが、何をしてよいかわからない方は、腕・肩・首回し、アキレス腱伸ばし、前屈、後方反り、膝曲げ伸ばしなど、体育の授業で習ったようなストレッチでも充分です。

ヨガマットが置いてあるスタジオではマットを敷いてストレッチする方も。みなさんある程度決まったストレッチのルーティンをお持ちのようです。

初めて会う先生には軽くご挨拶をしておくとスムーズ

ルールがあるわけではないのですが、筆者の経験上、初めてお会いする先生には軽くご挨拶を兼ねて、自分のレベル(バレエ歴)を簡単に伝えておくと、レッスン中に配慮してくださることが多いです。

申し出ずとも、受講者のレベルを見ながらレッスン内容を組み立ててくれる場合がほとんどですが、よりわかりやすく説明してくれたり、バーやセンターでの場所取りの際に配慮してくれたりと、一言伝えておくだけでかなりスムーズさが違ってきます。

バーをフロアに出す ~ケガに注意~

受講者があらかた出そろい、レッスン開始5~10分ほど前になると、『そろそろバーを出しましょうか』という雰囲気になります。(先生がひと声かけてくれる場合もあります。)

他の受講者がストレッチを止めて立ち上がったら、一緒にバーを支え持って所定の場所(必ず知っている人がいるはずです^^)に移動させましょう。

バーの支柱は金属製でとても重いので、足をぶつけたり下敷きにならないよう、充分に気を付けてください!レッスン前にケガしていては始まりませんもんね。

バーにつく場所と荷物の置き場所

バーを出し終えたら、みなさん一斉にお気に入りの場所を確保しに向かいます。

初心者の方は、他受講者の動きが見られるよう、バーの端っこは避けたほうがよいです。

手荷物は最寄りのバーの支柱あたりに置くか、スタジオの壁際に置くのが一般的です。
他受講者の様子を見ながら、邪魔にならない場所に置きます。

レッスン中~終了後

バーレッスン中

バーレッスン中は、前後左右の人に上げた脚や伸ばした腕がぶつからないように気をつけましょう。
とくに脚を高く大きく動かすグランバットマンなどを行う時には、上げた足が後ろの方にぶつからないよう、斜め方向に身体の方向を変える習慣が出来上がっているクラスもあります。

また、先生がアンシェヌマンの説明をしている間、受講者全員が壁沿いに移動するクラスもあったりするので、様子をみながらそのクラスの慣習に従うと良いと思います。

バーを片付ける

バーレッスンが終了すると、バーを片付けてセンターレッスンに移ります。

バーを出すときと同様に、ケガしないよう注意しながら受講者全員で片付けます。

センターレッスン ~立ち位置に気を付けて&出遅れないように~

センターレッスンでは、ポジショニング(立ち位置)がとても大事です。

全体をいくつのグループに分けるのか、何人ずつ踊るのか、先生が指示を出してくれるので、他の受講者も自分もしっかり手足を伸ばして踊れるよう、前後左右をよく見てスペースを確保しましょう。

"センターあるある"として、全員が後ろのほうに固まってしまって前方にスペースが余る現象が見受けられますが、結局はひとりひとりのスペースが狭くなり踊りにくくなります。
前に前にと出ていくのが恥ずかしい気持ちもあるかと思いますが、「踊りやすいこと」が何より大事なので、慣れてきたら少し前に出てみるとよいと思います。

また、順次4~5人ずつ前に出て踊る場合には、4グループめ、5グループめ、、となってくると、うっかり出遅れてしまい、曲だけが流れている・・・という現象もあるあるです。

他の人の踊りを観察することも上達には欠かせませんが、短い場合には60分弱しかないレッスンも。思いっきり身体を伸ばして踊ることができるスタジオでの貴重な時間を有効に使うためにも、決められた人数とタイミングで踊りだせるように留意します。

レッスン終了

『レッスンの流れ』(こちらをクリック)でも説明しましたが、バレエのレッスンは通常「レヴェランス」で締めくくります。講師の合図で一斉に行うレヴェランス、おろそかにせず心をこめて行いたいですね^^。

場合によっては、終了後にスタジオのフロアを受講者がモップがけすることもあります。
雰囲気に少し慣れてきたら、受講者のひとりとして適宜行うとよいと思います。

ちょっとしたコミュニケーションと思いやりが大事

主に初心者の方向けに大人バレエ教室・スタジオでのマナーや留意点をいろいろ書きましたが、すべて絶対にやらなければならない!と決まっているわけではなく、筆者も無理なく出来る範囲の中でできることだけをしています。

何事にも言えますが、必要なのは『ちょっとしたコミュニケーション』と『思いやり』。バレエを愛する人は、「美しく品がある」ことに重きを置いている人だと思います。踊りだけでなく、マナー面でも、お互いへのリスペクトと優しさを忘れず、心も美しく品よくありたいものですね!(自戒を込めて^^;)

~reverence~




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