教室・スタジオ選び① 1日だけでも習えます!さまざまな受講システム
2017/01/19
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大人バレエ、どこで習おう?
バレエを始めてみようかな…と思っても、どこへ行けばいいのか迷われる方もいらっしゃるかもしれません。
ひと昔前までは「ご近所のバレエ教室」あたりしか思いつかなかったものですが、ここ20年ほどの間に大人バレエが習える場所は確実に増えており、他にも多くの選択肢があります。
この記事では、ライフスタイルや目的に合った大人バレエの教室・スタジオ選びの参考として、さまざまな受講システムについてまとめました。
ライフスタイル・目的に合わせて、続けられる教室選びを
大人バレエの場合、バレエクラスのスケジュールに合わせて生活するわけにもいきません。
お仕事をお持ちの方、ご家族に予定を合わせなければならない方、スケジュールが規則的な方、変則的な方、、、
ライフスタイルも自由時間の取れる時間帯も人によってさまざまです。
バレエには、踊る楽しさだけでなく、肩こりや冷え性などが軽減される・気持ちが明るくなりリフレッシュできる・美しく優雅な立ち居振る舞いが身につく、などさまざまな嬉しい効果がありますが、それは継続して行ってこそ実感できること。
無理なく続けるには、費用面含め、受講システムがライフスタイルに合った教室・スタジオを選ぶことが大事です。
【費用面】レッスン受講料・初期費用など
レッスン受講料の目安
受講料の納入方法には以下の3つがあり、①→③の順で、1回あたりのレッスン受講料が割高になる傾向があります。
①月謝制・複数月単位制・・・・・6000円~10000円程度/月
②チケット(回数券)制・・・・・1500円~2500円程度/回
③オープンクラス(都度払い)制・2000円~3000円程度/回
バレエが習える場所というと、かつては①の月謝制・バレエ教室がほとんどでしたが、現在は地元密着型のバレエ教室でも、②のチケット制と月謝制を併用していたり、③のオープンクラス制を取り入れているところもあります。
入会金・登録料など
レッスン受講料の他、継続利用するためには『入会金』『登録料』などがかかることが多いです。
目安は以下のとおりです。
■『入会金』etc.として・・・・・・・・・・・・5000円~10000円程度
(バレエ教室・バレエ専門スタジオの場合はこちらが多い)
■『登録料』『会員証発行手数料』etc.として・・1000円~3000円程度
(ダンス・スタジオ、カルチャーセンターなどの場合はこちらが多い)
その他初期費用
レッスン受講料の他、初期費用として考えられるのは以下の通りです。
■『運営維持費』や『スポーツ傷害保険加入費』など
教室やスタジオによっては、これらの費用を月もしくは年単位で徴収しているところがあります。どちらも数百円程度と大きな金額ではありませんが、念のため。
■バレエシューズ購入費
体験クラスでは『靴下』でよい場合もありますが、レッスンを継続したい場合、バレエシューズだけはすぐに購入が必要です。布製のベーシックなものは、海外メーカーもので1500円くらい、国産メーカーのもので2200円くらいから販売されています。
【受講システム】それぞれのメリット/デメリット
受講料の納入方法により、必然的に受講期間・ペース・回数などの受講システムが決まってきます。
①月謝制・複数月単位制
じっくり取り組みたい方、規則的なスケジュールの方におすすめ
●決められた曜日と時間に行われるレッスンを受講するシステム。
●1か月ごとに受講料を支払う月謝制と、3ヶ月くらいを1クールとして一括支払いする
場合(カルチャークラスに多い)がある。
□メリット
- 毎回、同じ講師、同じメソッドで、長いスパンで密度の高い指導が期待できるため、回り道が少なく、効率よく上達できる。
- 先生と名前で呼び合う関係性が築けるので、バレエ用品選びや技術的なことなど、小さな疑問でも相談しやすい。
- 受講者の顔ぶれがあまり変わらないので、バレエ仲間ができやすい。
- ひとまず受講料を払い込んだぶんだけはがんばろう!と自分にプレッシャーをかけられる。
- 施設や環境が変わらないので、落ち着いてレッスンに集中できる。
■デメリット
- 教室それぞれにすでに出来上がった雰囲気があり、合う/合わないの幅が大きい。
- 密になりがちな人間関係の中、自分の意志に反したお誘い(先生の公演・集まり・発表会など)があった場合、対処するのが面倒に感じる人も。
- 再開組の場合、以前と異なるメソッドでの指導に戸惑いが生じる可能性がある。
②チケット(回数券)制
長期の予定が立てにくい方、自分でペース配分を考えたい方におすすめ
●予め、複数回ぶんのレッスンチケットを購入しておき、チケット有効期限内にチケット制対象のレッスンを受講するというシステム。
●5回券・10回券・20回券などの種類があり、一括購入するチケット枚数が多いほど1回あたりのレッスン料がお得になる場合が多い。
□メリット
- 月謝制と比較して、受講できるクラスの選択肢が広い場合が多く、スケジュールや気分・目的に合わせて主体的にクラスが選択できる。
- 複数回数ぶんを予め購入することにより、比較的継続しやすい。また、都度払いと比較するとお得感がある。
■デメリット
- チケットの有効期限内に全てのチケットを使いきらねばならないので、ある程度の計画性が必要。(筆者はバレ友さんから「チケット、余らせちゃった!」の声をちょこちょこ聞きます。)
- 月謝制と併用の教室の場合、レギュラーメンバーでないチケット制ユーザーは少し疎外感を感じる場合も。(感じ方は人それぞれですが…)
- 講師に自分のレベルや課題点、進捗状況を把握してもらうまで時間がかかる。
③オープンクラス(都度払い)制
気軽さは一番。好きな時、好きな場所でレッスンを。
●オープンクラス対象レッスン開講時に、直接教室・スタジオに出向き、その場でレッスン料を支払って受講するシステム。
●入会手続きをして会員価格で受講するタイプと、1回当たりのレッスン料が割高ではあるものの、非会員(入会金の支払い無し)の「ビジター」として受講するタイプがある。
□メリット
- 自分のスケジュールや体調・気分・目的に合わせて、思い立った時に気軽に&自由に受講できる。(月謝制やチケット制に加えて単発利用する方も)
- 講師や他受講者との人間関係がさらっとしている。
- バレエシューズとレッスン着さえあれば、出張先や海外でも受講できる。
- 受講できるクラスの選択肢が幅広い。(「バレエ・ストレッチ」や「ヨガ」などクラシック・バレエ以外のクラスも受講可能な場合が多い。)
■デメリット
- オープンクラスのスケジュールや開講場所を予め調べておくなど、下調べが必要。
- レベル分けの基準が教室によって異なり、各講師の教え方にも個性があるので、自分に合ったレベル・教え方のクラスを見つけるまでに時間がかかる。
- 1度のレッスンで講師に自分のレベルや課題点、進捗状況を把握してもらうことは難しいので、上達したい場合には同じ講師の担当クラスを狙って通うなど工夫が必要。
まずは初めの一歩を踏み出して
さまざまな受講システムについて説明しましたが、まずはあまり慎重に考えすぎず、初めの一歩を踏み出すことが何よりも大切です。
初心者の方も、ブランク後の再開組の方も、とりあえずは気軽に試せる場所へバレエの楽しさを味わいに出かけてみてください!
~reverence~