足裏を温め&刺激を与えると、バランス力の向上につながるんですって。これはレッスン前の習慣にせねば。
2023/05/23
テレビ番組でバレエの上達に役立ちそうなことを小耳にはさんだので、備忘録代わりに書き留めました。
なんでも、足裏を温めると、バランス力がアップする… そうな。
Contents
ぼんやり見ていたテレビで…
ある日テレビで、夕方の情報番組をぼんやり見ていたら…(後で調べたらNHKの『4時もシブ5時』でした。)
『冬場に多い転倒事故』をテーマとしたコーナーをやっていました。
ふむふむ。。。転倒事故って、最近よく耳にするな…
亡くなる人も多いんだ…
"コケた"だけ、って甘くみちゃいけないね…
などなどいろいろ思いつつ、洗濯ものをたたみつつ"ながら見"していたのですが、
『冬場に転倒事故が多い理由として、厚着や筋肉が固くなりがちなことが挙げられます…』
という言葉に反応!!!
『筋肉が固くなる』ですとΣ(゚Д゚)???
『筋肉が固い』なんていうワードにはついつい食いついてしまう、哀しいバレエホリックのサガ… 洗濯ものたたみの手を止めて、集中度をグンと上げて視聴です。
なつかしの"閉眼片足立ちテスト"で実証
日常的にエクササイズをしている人にとって冷えると身体動かしにくいことは経験的に知っているので、『冬場=転倒しやすい』ことも容易に連想できるかもしれませんが、身体を動かすことに興味があまりない人にとってはそうでないかもしれません。
冷える⇒バランス力が落ちる⇒転倒しやすい
をまずは実証して見せるため、番組では"閉眼片足立ちテスト"が行われていました。
体力測定でやった、片足を床から離れるように上げて1本足で立ち、さらに両目を閉じた状態で、どれくらいバランスが保てるかをチェックする、アレです。(番組ではアイマスクを着けて行っていましたが。)
テストを行ったのは、30代前半くらいの男性アナウンサーさん。
1回目は、普通にテスト。結果は30代平均よりちょっと悪いくらい(正確な秒数は覚えていませんが、50秒くらいだったかと思います)。
その後、以下のようなことをやってからテストを行い、結果を比較しました。
●足裏を冷やす
●足裏を温める
●ビー玉を足指でつかむエクササイズを行う
足裏を温めると結果UP!&逆に冷やすとDOWN!
結果は・・・
●足裏を温めたり、ビー玉をつかむエクササイズの後では、秒数がグッと向上↑↑↑。
●足裏を冷やした後では、大幅に秒数が下がった↓↓↓!
予想どおりの結果ではありましたが、
驚いたのは、足裏を冷やした後の秒数が10秒台まで(数字はうろ覚えですが)とガクンと短くなっていたことΣ(・ω・ノ)ノ!です。
ここまで数字が下がるとは思ってもみなかったので、思わず『えっ!そんなに?』と声に出てしまいました。
冷える=筋肉が固くなる、だけではないんですって。
閉眼片足立ちテストの結果、足裏が冷えているとバランス力が低下することがわかりました。
しかし、これは冷える=筋肉が固くなって動きが悪くなるからだけでなく、足裏にあるメカノレセプターの働きが鈍くなることにもよる、と京都橘大学の崎田准教授は言います。
"メカノレセプター"って…何ぞえ?
『メカノレセプター』とは
調べてみたところ、"メカノレセプター"とはざっくり言ってこんなものとわかりました。
・圧力・向き・早さ・リズムなどを脳に伝えるセンサーとしての役割を果たす感覚受容器である
・身体のいろんな組織に広く存在している
・足裏には特に多くのメカノレセプターが集まっている
・メカノレセプターで感知した情報と視覚など他器官からの情報とを脳内で集約・統合、それを筋肉に伝えて身体の動きを調整している
人体のすばらしさに改めて感じ入ります。。。
ということで、
メカノレセプターの働きが悪い=しっかりセンサーが働いてないと、脳に必要十分な情報が伝わらない⇒身体が機能的に動かない…
という図式になるわけですね。
足裏に多くあるセンサー『メカノレセプター』
足裏には特に多くのメカノレセプターが集中しているということですが、
足裏のセンサーがちゃんと働いていないと圧力やリズムなどの情報がきちんと脳に伝わらず、程よい身体の使い方ができない
⇒それゆえバランスが取りにくくなったり、自分で思うより足が上がっていなくてコケてしまったりする
のですね~。
バランスを取ることはもちろん、細かで正確な動きが要求されるバレエ、メカノレセプターちゃんフル稼働で臨まねば!!!
メカノレセプターの働きをアップ↑↑↑するために
そんな大事な役割をしているメカノレセプター、センサーとしての働きをしっかり発揮してもらうためには、
温める・刺激を与える・使い続ける
ことが有効なのだそう。
前出の閉眼片足立ちテストでも、足裏を温めただけで結果がグッと良くなりましたもんね!
また、使わないとセンサーの感度が落ちてしまうこともあり、足指でビー玉を掴んだり、タオルを足指で引き寄せるエクササイズを行う、なるべく裸足で過ごすなど、刺激を与え&使い続けることも大事なのだそう。
人間の身体って、使う・動かすことを前提に作られているものなので、当然と言えば当然ですが、やらなきゃいけないあれこれが座りっぱなしで完了してしまうハイテクな今日この頃、意識して身体を使わないとどんどん怠けちゃうんですねえ。。。
レッスン前のお風呂、アリかも。。。!
お風呂のあるスポーツクラブ(ジム)でバレエ・クラスを取ることが多いのですが、何人かの方から『レッスン前にお風呂に入って身体を温めてるのよ』と聞いたことがあります。
『えっ、レッスン前?終わった後じゃなくて?』と意外に思って聞きつつ、それでなくても重い荷物にバスタオルが加わるのはキビしい…そしてめんどくさい…と、どうしても取り入れる気になれなかったワタシですが、
この実証の結果を受けて、『冬場だけでも"レッスン前お風呂"、トライしようかな…』という気持ちになってきました。足裏だけでなく、身体中のメカノレセプターが目覚めてくれそう!
せめて"足指ジャンケン"や"ストレッチボール転がし"だけでも!
筆者にとってお風呂はちょっとハードルが高めなのですが、番組を視た後"せめてこれだけは!"と心がけているのは、ストレッチの前に今までにも増して足指を動かしたりモミモミしたりと、"動かし&刺激を与えること"です。
椅子に座って足裏を床に着けたまま10㎝位の縦幅で前後にこすりつけるだけでも足裏があったかく刺激されるのを感じるし、足指ジャンケンでもいいと思います。
こういうストレッチボール↓がバッグの中にあると、見るたび『やらなきゃ!』と思い出して継続できそう。
イガイガがついてると刺激度アップかしらん?
冬場は足裏を温めて&刺激してからレッスン!
これまでも、レッスン前には足指を動かしたり手でぎゅっと握って温めたりはしていたのですが、
テレビ番組をきっかけに足裏を温めたり刺激を与えることでメカノレセプターの働きが高められると知ると、より目的意識をもって行うことができそうです。
でも、3日坊主で忘れっぽいワタシ… ストレッチボールを買っちゃえば、忘れない&続くかな…
~reverence~