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大人バレエコーディネイト|タイツが先か?レオタードが先か?

2019/02/22

25年ぶりのバレエ再開でビックリ!

25年のブランクを経て40歳手前でバレエのレッスンを再開した当初は、空白期間の間に進化&変化していたこと、『子供のお稽古事バレエ in 80~90's』では知り得なかったことにちょこちょこ遭遇して、『はぁぁ…、そういうものなのね、今は!』と驚いたり感心したりしていました。

そのひとつが、

レオタードの上から履くタイツです。
 
 

レオタードの上からタイツ、ってどういうこと?

ご存知の方も多いかと思いますが、『レオタードの上から履くタイツ』について一応説明させていただきますと…

ふつう、タイツ(オーバータイツ用の分厚いのじゃなくて、普通のピンクとか黒のバレエタイツ)とレオタードがそこに置かれていたら、
まずはタイツを履いて⇒その上からレオタードを着ます…よね?

↓こんな感じ。(筆者渾身のデジタルお絵かきです。名前は…タチアーナちゃん(仮))

 
 
が、レオタードの上から履く『後(あと)からタイツ』の場合、先にレオタードを着て⇒その上からタイツ、なのです。
↓こんな感じ。

 

タイツのウエストゴムまる見せ、脚を上げたらクロッチ(股の二重になった布)部分もまる見せ…

いつからこんな着方が流行り出したのか知らない&どこで最初に見かけたか覚えてもいないけれど、初めて目にした時は、子供バレエ時代には決して見かけなかった"タイツ・オーバー・ザ・レオタード"という斬新な着こなしに、なんとなく『見せたらアカンとこ見えてます感』を覚えてしまって、目が慣れるまでしばしの期間を要したのでした。

 
 

ファッショントレンドに乗って?

欧米のバレエ団のレッスン映像や、海外の大人バレエ愛好家さんたちのSNS画像なんかをみていると、かなりの割合で見かけるオーバータイツ。
 
ワガノワ(ロシア)やホワイトロッジ(英国)の生徒たちには決して許されないスタイルですが、よくよく見ていると、なんだかこなれ感があってカッコいいかも?と思えてきました。
 
 
↓スカートを合わせると、こんな感じ。タイツのウエストゴムは、折り下げて着てるのをよく見かけます。ちなみに、スカートやパンツを履かない方も多いみたいです(in欧米)。

 

思えば服のトレンドも、『そのまんま着ない』のが流行り。フェミニンな服であってもスニーカーでカジュアルダウンしたりスポーティなサンダルを合わせたりと、"きれいな服をきれいなまま着ない"コーディネイトが主流です。

バレエの世界にも、"着崩し"や"カジュアルダウン"という、こなれ感重視のファッション・トレンドの波が押し寄せていたんのかな?と思われます。

 
 

『後(あと)タイツ』やってみた⇒案外実用的!⇒定番に。

そうと合点がいくと、ファッション大好きな筆者、どれどれ…とやってみました。

すると、案外実用的!

 
『いいかも!後(あと)タイツ』な点は・・・

①こなれ感が出る(気がする。少なくとも"昭和のバレエ"感は薄まる)
 ⇒ラフな感じが出る&折り返したウエストゴムでニュアンスが出る。

②暑くなった時、ベロンとウエストゴムを返すだけでお腹まわりの通気性UP!
 ⇒普通の先にタイツを履く着方ではこれはできない!暑がりさんにおススメです。

③スカートやパンツをたくし込んでサイズ調整できる
 ⇒スカート丈も調節できてとっても便利、巻きスカートがぐるぐる回らない

あたりでしょうか。

特に③については、長め丈のフレアスカートを履いていると、回転の時にスカートがじゃじゃーーんと広がってしまう(華麗に踊れるわけでもないのに)のですが、タイツのウエストゴムにスカートを巻き込んで丈を上げると、大げさに広がらない程度に短くなってホっ、、、という経験が。これは意外なメリットでした。

 
 
ということで、すっかりその良さにハマった筆者、すっかり『後(あと)タイツ』が定番となって今に至ります。ただし!さすがにレオタードの上にタイツONLYという勇気と潔さはなく、さらに上からサウナパンツやスカートを必ずON。

好みが分かれる着こなしなので、言下に却下!な方も少なくないと思いますが、なかなかいいですよ、後からタイツ^^!
 
 
~reverence~
 
 

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